胸よりお腹が出てる女性に多い?甲状腺ホルモン低下とお腹まわりの脂肪
「鏡を見ると胸はあまり変わらないのに、お腹だけぽっこり…」と悩む女性は少なくありません。実はその原因のひとつに、甲状腺ホルモンの低下が関係していることがあります。
この記事では、甲状腺ホルモン低下によるお腹まわりの脂肪蓄積のメカニズムと、日常生活でできる改善ポイントを詳しく解説します。
1. 甲状腺ホルモンとは?
甲状腺ホルモン(T3・T4)は、体の代謝をコントロールする重要なホルモンです。
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代謝を上げてカロリー消費を助ける
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体温や心拍数を調整
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脂肪の燃焼をサポート
このホルモンが低下すると、基礎代謝が下がり、脂肪が燃えにくくなるため、特にお腹まわりに脂肪が付きやすくなります。
2. なぜお腹に脂肪が付きやすいのか?
甲状腺ホルモン低下によるお腹周りの脂肪蓄積には、いくつかの特徴があります。
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内臓脂肪が増えやすい
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胸や腕にはあまり脂肪がつかず、内臓周囲に脂肪が集中する傾向があります。
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そのため、見た目は「胸よりお腹が出ている」体型になります。
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代謝低下で脂肪燃焼が遅くなる
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食事量を変えなくても、エネルギー消費が減るため脂肪がつきやすくなります。
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むくみや冷えを伴いやすい
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甲状腺ホルモン低下で血流や水分代謝が鈍くなり、下腹部のむくみや張り感を感じることがあります。
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3. 自宅でできる改善ポイント
甲状腺ホルモン低下によるお腹まわりの脂肪は、生活習慣の工夫で緩和することも可能です。
(1) 適度な有酸素運動
ウォーキングや軽いジョギングなどで全身の脂肪燃焼をサポート。特に腹筋運動だけでなく全身運動が効果的です。
(2) 筋力トレーニング
筋肉量を増やすことで基礎代謝を上げ、脂肪がつきにくい体に。
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下腹部・体幹を意識したトレーニングがおすすめ
(3) 食生活の見直し
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たんぱく質中心の食事で筋肉量を維持
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過剰な糖質や脂質の摂取を控える
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亜鉛やセレンなど、甲状腺ホルモンの生成に必要な栄養素を意識
(4) 生活リズムの改善
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睡眠不足はホルモンバランスの乱れにつながります
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ストレス管理も重要で、過食や脂肪蓄積を防ぎます
4. 注意点:自己判断でサプリや薬は避ける
甲状腺ホルモンの低下は、橋本病などの甲状腺疾患が原因であることもあります。
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自己判断でホルモン補充サプリを使うのは危険
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お腹まわりの脂肪が急に増えた場合は、血液検査で甲状腺機能を確認することが大切です
まとめ
胸よりお腹が出ている体型には、甲状腺ホルモン低下による代謝低下と内臓脂肪の増加が関係していることがあります。
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基礎代謝が下がることで脂肪が燃えにくくなる
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特に下腹部に脂肪がつきやすい
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運動・食生活・生活習慣で改善の余地あり
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甲状腺疾患の可能性がある場合は医療機関で検査を
✅ ポイントまとめ
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胸よりお腹が出る体型は甲状腺ホルモン低下のサインかも
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有酸素運動+筋トレで代謝UP
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食生活と生活リズムの見直しが重要
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自己判断でホルモン補充は危険、医師に相談を